片付けが苦手で、家をキレイにできないことで自分を責めたり、悩んでいる人達はたくさんいます。
「なんとかして片付けなくては!」と、片付け・収納の最難関である押入れから手をつけて挫折したり、収納グッズを買い足したりするケースがよく見られます。
ですが、そんなことをしても収納スペースが次から次へと増えるだけで、結局はモノが増え続けて家中がモノで溢れてしまいます。
そんな片付けが苦手な人や、もっと快適な家で暮らしたいとお悩みの方たちに、複雑なテクニックや考え方が不要の誰でも簡単にできる「片付けの基本」をご紹介いたします。
大事なことは、自分や家族が「どう暮らしたいのか。」で、「収納スペース」の役割は決まり、必要な「モノ」の量も決まります。
「理想の暮らし」・「収納スペース」・「必要な物」を把握したうえで、それぞれの場所の片付け・収納・清掃を行う必要があります。
自分や家族の生活に合った片付け
正しい片付けは、家の数だけ存在します。
片付け好きの家庭でありがちなのが、テレビや雑誌の情報通りに部屋を作ってしまうというケースがあります。
家族構成や自宅の構造によって、片付けの方法は異なります。
2LDKのマンションの収納例がどんなに素敵でも、一軒家のお家には合わないことが多いです。
たとえ同じ間取りだったとしても、各部屋の使用用途は違うことでしょう。
また、使用用途が同じでも、お子さんがいたり、高齢の方がいるかどうかによっても、その家に合った片付けは変わってきます。
まずは、家の間取りを書き出してみて、無駄な使い方をしていないか、使い勝手の悪い収納をしていないか、なくてもいいモノのために収納を作っていないか等、チェックしてみましょう。
片付けは家全体を見通して考える
家の片付けをする最終目標は、家全体をキレイにすることです。
玄関から廊下、リビングやキッチン、そしてトイレまで、どの部屋もキレイに片付けられていると、気持ちがいいものですね。
片付けでしがちなのが、子どもの部屋やリビングは整理できたけど、押し入れに要らないモノを詰め込んだという状態。
これでは、片付けを始めた意味がありません。
このようたケースが起きてしまうのは、部屋だけに意識が集中してしまい、家全体を見通せていないからです。
ただ闇雲に片付けても、整理されたキレイな家には近づきません。
作業に取り掛かる前に、まず生活の動線を見通すこと。
目の前の食器棚や散らかった部屋だけでなく、もっと広い視野で家全体を把握しましょう。
動線の物だまりに注意!
家族が団らんするリビングの一角に、たたんだ洗濯物や子供の学校の物などを、チョイ置きしていませんか?
どの家にも、複数の部屋へ行くための動線に、便利なために物だまりが発生しがちなのです。
これは家の動線を塞ぎ、さらなる散らかりの原因になりかねません。
物だまりのために設置した棚や収納ケースを取り除き、溜まった物を使っている場所に振り分けて、早急に解決しましょう。
物だまりが消えることによって、動線が片付き、家全体の使い勝手もよくなると思います。
動線を短くする
定位置を決めるポイントは、「自分や家族のラクな場所」です。
収納する場所と使う場所が遠いと、面倒くさくて定位置に戻さずに、あちこちにチョイ置きしてしまう原因にもなってしまいます。
使う場所の近くに定位置があれば、使ったら戻しやすいですよね。
種類ごとではなく、使い方で片付ける
違う場所で使うのに、1か所に洗剤のストックをまとめてたりしていませんか?
同じアイテムでも、使用頻度や用途が異なる物を同じ場所に片付けるのは、賢い方法とは言えません。
例えば食器にしても、毎日使う物もあれば、季節限定で使う鍋や来客用の食器のように、年に数回しか使わない物もあります。
「年に数回しか使わない物」を食器棚の一番取りやすい場所に置いてては、「毎日使う物」が取りづらくて不便です。
それを避けるためにも、使い方に応じて分類しましょう。
「毎日使う物」は手前に置き、「年に数回しか使わない物」は奥にしまってもいいと思います。
整理は見た目よりも使い勝手の良さを重視しましょう。
片付けの定位置を決める
部屋が散らかる一番の原因は定位置が決まっていないことです。
どこに何をしまうか、自分や家族のルールを決めることが片付けの近道になります。
言われてみれば簡単な事ですが、誰しもが知らず知らずのうちにルールを破ってしまうものです。
例えば、「爪を切るのに持ち出した爪切りを、リビングのソファーで切ったっきり、リビングのテーブルの上置きっぱなし...。」そんな経験ありませんか?
こうした些細なことの積み重ねが「物だまり」を作り、部屋を散らかしていくのです。
まずは、「毎日使う物」から定位置を決めていきましょう。
使用頻度が高いものは、自分や家族のとって取り出しやすい位置に置きましょう。
また定位置を決め、シールなどに片付ける物の名前を書いて分かりやすくしておくと、子どもでも上手に片付けられて、いいかもしれませんね。
片付けは自分や家族の変化や成長に合わせる
自分や家庭にあった片付けは、ひとつだけではありません。
年月が経ち年を取れば、同じ家でも片付け方法は変化していくものです。
子どもが成長すれば、遊ぶものもが変わり、よく使う物の定位置も変化するのです。
また習い事を始めたりすれば、物も増えていきます。
つまり、一度片付けたからといって満足していてはいけません。
片付けに終わりはないのですから。
子どもの成長や自分や親の体の変化を感じるたびに、適切な片付け方法を考えましょう。
片付けの専門業者「ユーティリティーサービス」相模原・町田・八王子対応
弊社は「お家・お部屋の片付け」以外にも、「自分たちで片付けたいけど、方法が分からない」という方への、「お手伝いプラン」というサービスも提供させていただいております。
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