弊社「ユーティリティーサービス」は、相模原や町田、八王子エリアの特殊清掃の現場の多くを対応させていただいてきました。
特殊清掃の多くの現場は、セルフネグレクトの症状によるものが多いと言われており、ゴミ屋敷化した部屋で孤独死されるケースが多く見られます。
この記事では、「ユーティリティーサービス」の特殊清掃士が解説させていただきます。
近年、人生の目標を見失い、セルフネグレクト(自己放任)状態の方が急増しています。
セルフネグレクトは決して他人事ではなく、誰もが陥る可能性があるのです。
セルフネグレクトとは一般的に「自己放任」と言われていますが、もっと簡単に説明すると、自分への関心がなくなるということです。
自分への関心がなくなると、どのような事が起きるかというと、日常生活にさまざまな支障が起きてきます。
例えば、「健康的な食事をとることがなくなり、食欲もなくなる」
「なにもやる気がおきず、掃除もせずに一日ぼーっとしている」、「清潔への関心も薄れて、同じ服を毎日きている」というように、
普通ならば誰しもが持つ欲求も感じなくなり、社会からも孤立してしまうのです。
症状が進行していくと食生活は乱れ、カップラーメンなどインスタント食品が中心となり、健康状態が悪化し、精神面が不安定な状態により、社会から孤立することで、外出する機会が減り、家はゴミ屋敷状態になっていくケースが多いように、特殊清掃の現場からは見て取れます。
孤立からくるセルフネグレクト
孤立によるセルフネグレクトは、高齢者だけに関わらず、若い方や働き盛りの40~50代の方にも起こりゆる事なのです。
「朝早くから仕事をし、夜遅くまで残業仕事をする」、「友人に誘われても、仕事が忙しくて断り続けてる」、「家族や友人から電話をもらっても、心配をかけたくない」という理由から、本音を言えずに弱音を誰にも言えずに、一人で抱え込んでしまうことで、
すべてを仕事に支配され、孤立することで、セルフネグレクトを引き起こしてしまいかねないのです。
今では、40~50代の独身男性の孤独死による特殊清掃の現場が増えているのが、現実なのです。
運動能力の低下によるセルフネグレクト
生活をするうえで必要な、食事・洗濯・掃除が運動能力の低下によって出来なくなってしまいます。
出来なくなったときに、家族や身内、周辺近所の方に助けてもらえる環境であれば、セルフネグレクトに陥る可能性は低いのですが、孤立状態であったり、定期的に助けてもらえる環境にないと、「やりたいのに出来ない」、「やるのは無理だ」と
精神的にもあきらめてしまい、セルフネグレクトを引き起こしてしまいます。
認知症や精神疾患などからくるセルフネグレクト
行わなくてはならないことが、行えなくってしまうセルフネグレクトです。
認知症の場合は、徐々に、自分が何をすべきなのかを判断できなくなってしまいます。
そのため、片付けをしなきゃいけない状態なのに、その判断ができない故に、
片付けをしなくなってしまうのです。
また、精神疾患によって判断力が低下してしまい、結果としてセルフネグレクトに陥ってしまう場合もあります。
経済的困難からくるセルフネグレクト
生活を維持していくにも、必要最低限の経済力が必要です。
しかし、経済的困難に陥ってしまうと、なかなか生活の維持すらも難しくなってしまいます。
この様なときに、社会へ助けを求めることが出来れば、生活保護などの支援が受けることができるのですが、助けを求められずに、経済的困難がどんどん加速していき、
セルフネグレクト状態に陥ってしまいます。
1人暮らし世帯の増加に伴って、急激に増加しているのが孤独死です。
孤独死で亡くなられた方の約80%がセルフネグレクトに陥っていると、ニッセイ基礎研究所の調査でわかっています。
そのため、セルフネグレクト状態の方を早期に発見し、対応することができれば、約80%の孤独死を防ぐことができるという事です。
特殊清掃に携わる「ユーティリティーサービス」ならではの相模原・町田・八王子サポートサービス
私たち「ユーティリティーサービス」では特殊清掃業務を行っていくなかで、「セルフネグレクトに陥っている方を助け、孤独死を防ぐためには、どのようなサポートができるのか?」を考え、現在では相模原・町田・八王子エリアにて「お見守りサービス」を実施しております。
一般的にお見守りサービスは、法律で定められている制度ではありませんが、特殊清掃の専門業者である「ユーティリティーサービス」の契約書では、下記の内容について取り決めてます。
- 見守り義務の範囲
- 連絡を取る方法
- 連絡を取る期間
ご不明な点等ございましたらお気軽にお問い合わせください。
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